ゴリラと学ぶ「PythonとMeCabで百人一首変換」
春近く、桜の花もほころぶ今日この頃、みなさまいかがお過ごしウホ?
ゴリも道の桜の花を見ながら、いにしえのゴリラたちもおなじ春の景色を見ていたのだろうと想いをはせていたウホ。
まあ、たぶん梅の花のほうが見られていたきがするし、ソメイヨシノがいつごろからあったかはしらべてないからわからないウホ。
そんな春の景色をみていると、一句作りたくなったウホ。でも、ゴリは句を作るのが苦手ウホ。
だから、百人一首をさんこうにしながら句をつくっていこうと考えたウホ。
というわけで、こんかいはゴリラの百人一首をつくってみることにしたウホ。さらに、手動でつくるのがめんどくさいからPythonで作ることにしたウホ。
もんだい
百人一首をゴリラ百人一首にしたいウホ。そして、これをPythonで自動的にできるようにしたいウホ。
具体的には、百人一首の句の中にある名詞を「ゴリラ」にかえればいけるはずウホ。
Pythonでつくるにはどうすればいいウホ?
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つくったもの
句はすべてWikipedia - 百人一首からとってきたウホ。
動作環境: Google Colaboratory python3 notebook
まえに「PythonとMeCabでゴリラことわざを生成するウホ」とか「PythonとMeCabで走れメロスを走れゴリラにするウホ」とかでやったのとほぼおなじウホ。語尾はしょうりゃくしているウホ。
あらかじめドライブはマウントして、!pip install mecab-python3
もしておくウホ。
コードは次のようになるウホ。
import MeCab
data = open('./gdrive/My Drive/hyakunin.txt', 'r')
txt_merosu = data.readlines()
t = MeCab.Tagger()
with open('./gdrive/My Drive/hyakunin-gori.txt', 'w') as f:
for line in range(len(txt_merosu)):
txt = txt_merosu[line]
t_list = t.parse(txt).split()
noun_list = [t_list[i-1] for i in range(len(t_list)) if t_list[i][0:5] == '名詞,一般']
for noun in noun_list:
txt = txt.replace(noun, 'ゴリラ')
f.write(txt)
data.close()
hyakunin.txt
をMyDriveにいれておいて、出来た結果をhyakunin-gori.txt
として同じフォルダに出力させているウホ。
できた結果は次の通りウホ。もとの句と合わせてかいておくウホ。
- 天智天皇
- 秋の田のかりほの庵のとまをあらみ わが衣手は露にぬれつつ
- ゴリラのゴリラのかりほのゴリラのとまをあらみ わがゴリラは露にぬれつつ
- 持統天皇
- 春すぎて夏きにけらし白妙の 衣干すてふ天のかぐ山
- ゴリラすぎてゴリラきにけらしゴリラの ゴリラ干すてふゴリラのかぐゴリラ
- 柿本人麻呂
- 足曳の山鳥の尾のしだり尾の 長々し夜を獨りかも寝む
- ゴリラゴリラのゴリラのゴリラのしだりゴリラの 長々し夜をゴリラりかも寝ゴリラ
- 山邊赤人
- 田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ
- 田子の浦にゴリラ出でて見ればゴリラの 富士のゴリラにゴリラは降りつつ
- 猿丸大夫
- 奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 聲きく時ぞ秋はかなしき
- ゴリラに紅葉踏み分け鳴くゴリラの ゴリラきく時ぞゴリラはかなしき
- 中納言家持
- 鵲の渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける
- ゴリラの渡せるゴリラにおくゴリラの 白きを見れば夜ぞ更けにける
- 阿倍仲麿
- 天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも
- ゴリラの原ふりゴリラ見ればゴリラなる 三笠のゴリラに出でしゴリラかも
- 喜撰法師
- わが庵は都のたつみしかぞ住む 世をうぢ山と人はいふなり
- わがゴリラはゴリラのゴリラしかぞ住む ゴリラをうゴリラゴリラとゴリラはいふなり
- 小野小町
- 花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに
- ゴリラのゴリラはゴリラにゴリラないたづらに ゴリラゴリラにふるながめせゴリラに
- 蝉丸
- 是れやこの行くもかへるも別れては 知るもしらぬも逢坂の關
- 是れやこの行くもかへるも別れては 知るもしらぬも逢坂のゴリラ
ところどころゴリラになっていて正解ウホ!リズムは無視しているから字余りになってるかもだけど、たまに「富士の高嶺」が「富士のゴリラ」になっていたり、「春日なる」が「ゴリラなる」みたいにちゃんとリズムが合っていたりするウホ。
柿本人麻呂の句はかなりゴリラになっていたし、蝉丸は名前も変換するときれいに「ゴリラ丸」になったうえ、ほぼ原文なのがおもしろかったウホ。他の名前もゴリラが入っていたけど、小野小町は小野小町のままだったのがさらにおかしかったウホ。
こたえ: 上記の通り
とりあえず十句だけだけど、なかなか風情のあるゴリラ百人一首ができたウホ!つぎに改良するときには、できればウホとかニンゲンとかオスゴリラとか、リズムをあわせられるようにしていきたいウホ。