ゴリラと学ぶ「移項」
ニンゲンは中学の数学で、方程式というものについてならうウホ。方程式はすごく便利で、いろいろな計算だったりものをかんがえるためにはだいじなないようだったりするウホ。
ところで、方程式にはxとかyとかつかったり、あとは数字をつかったりしていると思うウホ。でもじつは、xとかすうじだけじゃなくて、言葉の上ではいろいろなものを方程式としてあつかえるウホ。例えば、カツカレー = カレー + トンカツみたいに、ほうていしきであらわそうと思えばいろいろなものがあらわせるウホ。
ゴリもいろいろなものをほうていしきであらわしたいウホ。今回は、ゴリラに関する方程式について、しょほてきでじゅんすいなないようからやってみようとおもうウホ!
もんだい
つぎの方程式について、ゴリラ🦍をもう一方へ移項してほしいウホ。
そして、それがなりたつかについてかんがえてみてほしいウホ。
- ゴリラ🦍 + バナナ🍌 = ゴリラ🦍 + チョコ💩
- ゴリラ🦍 = にく🍖 + ほね🦴
🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍
かいとうあん
いろいろな考え方があるとおもうから、ゴリのあんとしておくウホ。
移項とは、ある項(上の式だとゴリラ🦍とかバナナ🍌とかのことウホ)を方程式のもう一方に移すことだったウホ。もう一方というのは、たとえば左辺(方程式の左がわ)から、右辺(方程式の右がわ)にうつすことだったウホ。
というわけで、それをふまえてゴリラを移項してみるウホ。
…
- ゴリラ🦍 + バナナ🍌 = ゴリラ🦍 + チョコ💩
チョコ💩は、めいげんはさけるけど、バナナを食べた後にゴリたちからでてくるものウホ。
さっそくゴリラを移項したいけど、きちんと手順にそってやるウホ。
それは、「方程式の左で引いたものは、右でも引く」という手順だったウホ。
このてじゅんにそうことで、ゴリラを右に移項できるウホ。
とはいいつつ、めんどうだからゴリラを右にやっちゃうウホ!
バナナ🍌 = ゴリラ🦍 + チョコ💩 - ゴリラ🦍
で、右からゴリラが消えるから、
バナナ🍌 = チョコ💩
になるウホ。
これは議論の余地があるウホ!バナナ🍌そのものと、バナナだったもの💩とは、果たして同じものなのかという問題ウホ。
たしかにバナナではあったけど、バナナとふつうゴリたちが言っているのは、果実としてのバナナだったウホ。
では、バナナがかたちをかえたもの💩は、バナナじゃないものか?というと、バナナの形をたもっていないバナナオレも、バナナのなかまとしてあつかわれているウホ。
とか、いろいろ考え方はあるウホ。どういうふうにかんがえるかはみんなにおまかせして、つぎのもんだいにうつるウホ!
…
- ゴリラ🦍 = にく🍖 + ほね🦴
これからゴリラを移項すると、次のようになるウホ。
0 = にく🍖 + ほね🦴 - ゴリラ🦍
ゴリラの肉や骨からゴリラを引くと、ぜろになっちゃうウホ。なにもなくなっちゃうウホ!
これもじゅうぶんぎろんのよちがあるウホ!定義のはなしをしちゃえば、ゴリラというものが骨と肉からだけできているのじゃなくて、ひふとか、のうみそ🧠とか、ないぞうとか、なんかいろいろあるウホ。
せいぶつがくてきにいえば、DNAとかまでいえるし、哲学的?にいえば、ゴリラの魂までかんがえるひつようがあるウホ。
こたえ: 上記の通り
とにかく、かいておいてなんだけど、どっちもいろいろ議論ができて、こたえはひとつにきまらないウホ。みんなにも、どういう方程式がかんがえられるか、考えてみてほしいウホ。